こんにちは、しもすけ(@shimosuke_)です。
透析を導入していると、夏の暑さをどう乗り切るべきか悩んでしまいますよね。
水分制限されているし、透析を続けていると汗もほとんどかかない……どうすればいいんだ。
僕も悩んで、いろいろ調べた過去があります。
その結果、今僕が実際に行っている熱中症対策に行き着きました。
結論から先に言ってしまいますと、エアコンの効いた部屋から出ないのが一番です。
元も子もありませんが、これが夏を乗り切るには最善策なんですよね。
ただ、仕事や学校などもありますし、買い物や運動など外出が必要な事情もたくさんあります。
そんなときは、今から紹介する3つの熱中症対策を試してみてください。
僕は、この対策をはじめてから苦手な夏を乗り切れています。
透析患者さんにおすすめの熱中症対策3選
これから紹介する熱中症対策は、多くの方がすでに行っているかもしれません。
けれど、ひと工夫するだけで効果が変わるものもあります。
この記事を読むことで、改めて見直してもらえたら嬉しいです。
僕が実際に行っている熱中症対策は以下の3つ。
- 帽子や日傘で日差しを防ぐ
- 衣類や下着は接触冷感素材のものを着用する
- クールタオルを使用する
では、ひとつずつ紹介します。
帽子や日傘で日差しを防ぐ
まず、基本中の基本ですが大事な対策のひとつ。
それは、帽子や日傘を使って日差しを防ぐことです。
透析をしていると、体温調整が難しい方が多くいます。
体温調整ができないのに、涼しい屋内から炎天下の外へ出るのはとても危険です。
外が暑い日にどうしても外出するのなら、必ず帽子を被ったり日傘をさしたりしましょう。
日陰を選んで歩くことも意識するとよいです。
そうすることで日差しを避けることができ、カラダへの負担も少なくなります。
透析患者さんは、帽子と日傘の両方を使うのがおすすめです!
帽子や日傘を買いたいけれど、たくさんあって悩んでしまうという方は、「がっちりマンデー!!」でも紹介されたRadi-Cool(ラディクール)の商品をおすすめします!
【公式サイト】
ラディクール ジャパン株式会社
世界初の放射冷却素材を使用することで、直射日光下においてゼロエネルギーで物を冷やし、炎天下でも日陰のような涼しさを感じられます。
電力に頼らないので、節電しながら熱中症対策ができるのも素晴らしいですね。
実際に着用したレビュー記事もありますので、参考にしてください!
» ラディクールの帽子を本音レビュー【透析患者さんの熱中症対策におすすめ】
衣類や下着は接触冷感素材のものを着用する
暑い中を外出をするなら、衣類にも気をつけましょう。
僕がおすすめするのは、接触冷感素材の衣類を着用することです。
「透析 熱中症対策」と検索すると、通気性のよい素材のものや吸水性・速乾性があるものを選ぶのがよいと書かれているサイトが多くあります。
たしかに、それらの衣類や下着を着用することは、熱中症に効果的な対策のひとつです。
けれど、接触冷感素材について紹介しているサイトはあまり多くありませんでした。
最近は、接触冷感に加えて吸水性・速乾性のある衣類が増えていますし、UVカットまでついたものもあります。選択肢にいれない理由がありません。
最近では、ユニクロなどでも安く入手できるので、気軽に対策できるのも嬉しいですね。
僕のおすすめは、エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)です。
とても気に入ってしまったので、10着以上購入した商品。本当に着心地が最高なんですよ!
ユニクロ 公式サイト「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)」
もし楽天を利用しているなら、楽天リーべイツに登録してからお買い物するとお得にポイントがたまりますので、未登録の方はおすすめです!
もちろん登録は無料!
また、インナーやストッキングで有名なGUNZE(グンゼ)も、冷感素材を使用したインナーがあります。
Amazonや楽天での評価も悪くないので、GUNZE(グンゼ)の商品もおすすめです。
クールタオルを使用する
透析をしていると汗が出づらくなる方が多くいます。実際、僕もほとんど出ません。
そんな方へ特におすすめしたいのが、クールタオルを使用することです。
先程も紹介した、冷感素材を使用して作られているものと、水にぬらして使うものがあります。
僕がおすすめするのは、水にぬらすタイプのクールタオルです。
使い方は簡単で、クールタオルを水にぬらして振るだけ。それだけでタオルがとても冷たくなりますし、ぬらして振れば何度でも冷たさが復活するのでとても便利。
使い方の説明に「水分が滴らない程度に絞ってください」と書かれている場合があるのですが、僕はあえて水分が少し滴るくらいにして使用しています。
理由は、クールタオルが吸収した水分でからだを少しでも冷やしたいからです。汗の代用とまでは言いませんが、かなりヒンヤリして快適ですよ。
「ぬれたタオルのせいで、衣類がからだに張り付くのが嫌だ」という方もいるかもしれません。安心してください。
クールタオルは効率よく水分を蒸発させることで温度を下げるので、暑い日ならすぐにぬれた感触はなくなります。なので、ある程度滴るくらいのほうが、汗が出づらく体温調整の苦手な透析患者さんにはちょうどよいんです。
今回紹介した3つの中で、最も熱中症対策の効果を体感できたのはクールタオルなので、まだ試したことのない方はぜひ一度お試しください。
水分補給をするときに気をつけること
熱中症対策といえば水分補給ですが、透析患者さんは水分制限されていることが多いので、飲み過ぎはよくありません。
また、塩分(ナトリウム)やカリウムなどが多く含まれる飲み物も注意が必要です。
»【透析の不安解消】透析導入前の不安や疑問をわかりやすく解説します!
とはいえ、脱水症状もこわいですし、どうしても水分がほしいときはありますよね。
そんなときは、アクエリアスやGREEN DA・KA・RA(グリーンダカラ)のような塩分(ナトリウム)やカリウムが比較的少ないスポーツドリンクを少しずつ飲むようにしましょう。一気に飲むのは我慢して、少しずつ水分を補給してください。
経口補水液は、塩分(ナトリウム)やカリウムが多く含まれているのでおすすめしません。
最善策はエアコンの効いた部屋から出ない
透析患者さんにおすすめの熱中症対策を3つ紹介しましたが、一番の最善策はエアコンの効いた部屋から出ないことです。外出はできるだけ控えましょう。
それから、屋内では必ずエアコンを使用してください。
透析患者さんは、体温調整が苦手です。汗が出ない方もいます。
それで扇風機などを使ったところで、生ぬるい風をただ浴びるだけになってしまいますよ。
電気代を惜しむ気持ちもわかりますが、命にかかわることなので屋内では必ずエアコンを使用しましょう。
どうしても外出する必要があるときは、ぜひ今回紹介した熱中症対策をお試しください。
3つの対策すべてを行うのがおすすめです。
それでは、すてきな透析・闘病ライフを!